Abstract
本サンプルデータでは、レバーを適応的に変化する範囲内へと保持することで報酬が得られる運動課題を遂行しているマウスの背側大脳皮質の広域1光子カルシウムイメージング、および前肢関連背側運動領域(以下単純にM1)の第2/3層(L2/3)および第5層(L5)の2光子カルシウムイメージングのデータを各1セッションずつ公開している。
Sample Dataset
📦 Raw Data
⚙️ Processed Data
Technical Specifications
📊 Behavior Data Channels (.lvm)
行動データのチャンネル構成(5000Hzサンプリング):
| Ch. | Signal Name | Description |
|---|---|---|
| ch.1 | Lever Trajectory | レバーの変位(mm) |
| ch.3 | Imaging Sync | 2p: ↑Edge / 1p: ↓Edge で記録開始 |
| ch.4 | Video Sync | カメラ(70Hz)との同期トリガー信号 |
| ch.5 | Lever State | 1: Base, 2: Outside, 3: Target Zone |
| ch.6 | Task State | ITI / Ready / Go / Success / Failure |
| ch.7/8 | Target Limits | Target zoneの上限・下限の電圧記録 |
🎯 DeepLabCut Tracking Points
動画から自動抽出された14個の特徴点:
Task Paradigm
本課題は、自発的なレバー引き動作をターゲットゾーン(Target zone)内に一定時間(T_target = 200ms)保持することをマウスに学習させます。
🎮 Task States
- ITI トライアル間の休止期間(Inter-Trial Interval)
- Ready レバーを基底閾値(0.5mm)以下で1秒以上保持すると遷移
- Go レバーが基底閾値を越えるとトライアル開始。1000msの制限時間
- Success ✓ 制限時間内に保持条件を満たすと達成。水報酬が与えられる
- Failure ✗ 制限時間内に達成できなかった場合
Target zoneは中心を4mmとし、マウスの習熟度(成功数)に応じて±2.5mmから適応的に狭まっていきます。感覚フィードバックとして、レバーがTarget zone内に入っている間は10kHzの純音が提示されます。
Methodology
Imaging Setup
トランスジェニックマウス(Thy1-jRGECO1a)を用い、1光子では広域マクロ顕微鏡、2光子では高感度多焦点顕微鏡による計測を実施しました。
Image Processing
MATLAB上でNoRMCorreによる動き補正、およびCNMF(2光子)によるROI抽出を行いました。輝度変化(ΔF/F)の算出には、局所的なバックグラウンド減算とパーセンタイルベースのF₀推定を適用しています。